
本記事のポイント
- 1スズキの完全子会社NBVがベンガルールで開いたフォーラムに、インド・日本両国の産業界と政府関係者が集まった。
- 2対象は自動車の顧客層である約4億人にとどまらず、農業や金融包摂などを含む残り「次の10億人」への支援に及ぶ。
- 32024年設立のNBVによる本フォーラムは今回で3回目を数え、2047年のインド独立100周年を見据えた取り組みとして継続している。
ニュースの背景
NBVは2024年に設立されたスズキの100%子会社で、自動車事業を通じてつながってきた約14億人中の約4億人に加え、農業・金融包摂・サプライチェーンなど幅広い分野のインパクト起業家への投資・支援を通じて「次の10億人」との接点拡大を図ってきた。今回のフォーラムはこの活動の一環として2024年から続き、2026年で3回目の開催となる。
日本企業への影響
スズキが自動車製造にとどまらず、インドの農業・金融包摂・サプライチェーン分野のスタートアップ支援に踏み出している点は、インド市場での事業多角化や現地エコシステムとの連携を検討する日本企業にとって参考事例となり得る。日印の産業界・政府関係者が一堂に会する場が継続的に設けられていることも、今後の協業機会を探るうえで注目材料となる。
この記事の概要
スズキが全額出資するインド子会社ネクスト・バーラト・ベンチャーズIFSCプライベート・リミテッド(NBV)が、ベンガルールで「Next Billion Forum 2026」を開いた。インドが独立100周年を迎える2047年に向けた国家目標「Viksit Bharat 2047(先進国インド)」を軸に据えた催しで、2024年の初開催から数えて今回で3回目となる。会場にはインドと日本双方の産業界関係者に加え、政府関係者も集まり、持続可能なビジネスをともにつくる場として位置づけられた。
NBVは2024年に設立された組織で、約14億人という巨大な人口を抱えるインド市場において、スズキが自動車事業を通じてすでに関係を築いてきた約4億人の先にある、残る「次の10億人」への接点拡大を狙いとしている。具体的には農業、金融包摂、サプライチェーン、モビリティといった幅広い領域で、社会課題の解決に取り組むインパクト起業家への投資・支援を続けてきた。今回のフォーラムも、その延長線上にある取り組みとして開催された。
背景として、政策運用や現地実務の差分が最終的な収益性に影響しやすいため、一次情報の確認だけでなく、現場ヒアリングを含めた検証が重要です。
詳しくは参考記事をご確認ください。
キーワード解説
Viksit Bharat 2047(先進国インド2047)
インドが独立100周年を迎える2047年までに先進国入りを目指す国家目標として掲げられている構想。
※用語解説は記事の理解を補助するための一般的な説明であり、法務・税務・投資その他の専門的助言を目的とするものではありません。


