
本記事のポイント
- 1ニフティ50とセンセックスは急落翌日に小幅反発したが、週間では7週連続下落の可能性が残る局面にある。
- 2イラン情勢による原油高が主因でセンセックスは1,200ポイント超下落し、この10週間で最悪の1日となった。
- 3外国人投資家が木曜日に502億7000万ルピー相当のインド株を売却し、資金流出が株安圧力を強めている。
ニュースの背景
インド株式市場は中東の地政学的緊張と原油価格の変動に敏感に反応してきた。イランをめぐる戦争でブレント原油が週前半に一時100ドルを割り込んだ後に上昇し、インフレ懸念と世界的な金利上昇(米30年債利回りが20年超ぶりの水準)につながった。これを受けてインド株は前日に急落し、外国人投資家の売り越しも重なって市場心理が悪化していた。
この記事の概要
インドの株式市場は、直近2カ月余りで最大の下落幅を記録した翌営業日に小幅な反発を見せた。ニフティ50は77.40ポイント(0.34%)高の23,140.50、センセックスは315.20ポイント(0.43%)高の73,895.74で取引を終えた。前日には、ニフティ50は23,063.10まで下落し、センセックスも1,200ポイント超下落して73,580.54で終えるなど、この10週間で最悪の1日となっていた。
イラン情勢をめぐる戦争が原油価格を押し上げたことが急落の主因とされる。今週に入ってからはニフティ50、センセックスともに週間ベースでそれぞれ1.2%、1%下落しており、7週連続の下落局面が視野に入っている。外国人投資家は木曜日に502億7000万ルピー(約5億2389万ドル)相当のインド株を売却した。
中東情勢の緊迫化による原油高がインフレ懸念と世界的な金利上昇圧力につながっており、米国の30年債利回りは20年超ぶりの高水準に達している。ブレント原油は週前半に一時100ドルを割り込んだ後に上昇していたが、金曜日は米国とイランの停戦期待から前日比87セント(0.82%)下落し、1バレル105.73ドルとなった。Axis Directのヘマン・ゴール氏は、原油価格の乱高下がインド市場にとって重要な変数だと指摘している。
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キーワード解説
ニフティ50(Nifty 50)
インドのナショナル証券取引所(NSE)における代表的な株価指数で、主要50銘柄の値動きを示す。
センセックス(S&P BSE Sensex)
インドのボンベイ証券取引所(BSE)に上場する主要30銘柄で構成される株価指数。
※用語解説は記事の理解を補助するための一般的な説明であり、法務・税務・投資その他の専門的助言を目的とするものではありません。


