
この記事の概要
インドでは今、ディワリに向けた爆竹の販売が始まっています。
ラクナウのドゥバッガ地区では、10月26日、ディワリ向けの爆竹市場がオープンしました。伝統的な爆竹から新しい種類の花火まで並び、買い物に訪れる人たちでにぎわい始めています。
ディワリといえば、家に灯す小さなオイルランプや、街を彩るイルミネーションを思い浮かべる人も多いかもしれません。でも、花火や爆竹も、この祭りを彩るもののひとつです。
一方で、近年はその楽しみ方にも変化が求められています。大きな課題となっているのが、大気汚染です。特にデリー首都圏では、ディワリの時期の大気汚染が問題となり、爆竹の販売や使用に厳しい規制が設けられてきました。排出量を抑えることを目指した「グリーン爆竹」も登場していますが、環境への影響がなくなるわけではありません。
祭りの伝統を守りたい人たちがいる一方で、きれいな空気を守ることも欠かせない。これは、単純に「花火を楽しむか、禁止するか」だけでは片づけられない問題です。
長く続いてきた文化を、時代の変化に合わせてどう受け継いでいくのか。ディワリの爆竹をめぐる議論からは、そんな問いが見えてきます。
11月8日のディワリに向けて、インドの街は少しずつ祭りの準備を進めています。光と音で祝う伝統。その一方で、環境への影響も考えなければならない時代。今年のディワリは、華やかな祭りの風景だけでなく、その楽しみ方がどう変わろうとしているのかにも注目したいと思います。
この記事の執筆者
ライター/Hiroko
海外在住。東南アジアへの旅好きが高じてアジアのビジネス動向を追うようになる。インドのビジネス情報や最新トレンドをわかりやすくお届けします。


