
本記事のポイント
- 1レスターがRASHIと合弁会社を設立し、2026年10月1日付で26%を出資してインドの半導体事業に参入する。
- 2新会社はバンガロールを本社に、デリーなど4都市を含む5拠点網を通じ、RASHI傘下の56営業拠点を活用して全国に半導体を供給する。
- 3産業機器向けセンシングソリューションや車載Tier1向け提案でクロスセルを進め、中期的に100億円超の事業規模を目指す。
日本企業への影響
半導体や電子部品を扱う日本企業にとって、RASHIの全国56拠点の販売網とレスターの技術サポート力を組み合わせた新たな供給ルートが整備されることになる。特に車載Tier1向けや産業機器向けにセンシングソリューションを扱う企業は、この合弁を通じたインド市場での調達・販売チャネルの選択肢拡大を注視する価値がある。
この記事の概要
東京都港区の商社レスターは、インドのICT製品専門商社Rashi Peripherals Limited(RASHI)と合弁契約を結び、半導体事業に共同で参入する体制を整えた。合弁会社はRASHIが自社の半導体事業部門を分離して新設する完全子会社を土台とし、2026年10月1日にレスターが26%の出資を実行する形で発足する。RASHIが74%を保有し、社名は「Rashi Restar Semiconductor Solutions Pvt Ltd.」に改める予定だ。
事業開始は同年10月からで、中期的には売上規模で100億円を超える事業体へ育てる構想を掲げている。新会社の拠点はインド有数の電子・半導体産業集積地であるバンガロールに置かれ、デリー、アーメダバード、ムンバイ、チェンナイの4都市を加えた計5拠点で全国をカバーする。RASHI側は営業拠点56カ所に加えサービス網や物流倉庫も抱えており、この既存インフラと顧客基盤をレスターが活用する形でインド市場へ足場を築く。
レスターは半導体のラインカードや技術サポートで蓄積したノウハウを提供し、双方の取扱製品を組み合わせたクロスセルを進める方針だ。産業機器分野では半導体製品を軸にセンシングソリューション事業を展開し、車載分野ではTier1メーカー向けの提案営業を強化する計画である。
詳しくは参考記事をご確認ください。
キーワード解説
ラインカード
商社や販売代理店が取り扱うメーカー・製品ブランドの一覧を指す業界用語で、半導体商社が提供できる製品群の範囲を示す。
※用語解説は記事の理解を補助するための一般的な説明であり、法務・税務・投資その他の専門的助言を目的とするものではありません。


