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トゥーティコリンに緑のアンモニア供給拠点、航路燃料の脱炭素化を加速
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トゥーティコリンに​緑の​アンモニア供給拠点、​航路燃料の​脱炭素化を​加速

2026/6/13 06:17 JSTIndoBiz Japan編集部

本記事のポイント

  1. 1AM GreenとV.O.チダンバラナール港の案件は日本の電解槽・液化技術で参入余地あり。
  2. 2三菱重工やJERAなど燃料供給・発電系の企業は協業機会を早期に探るべき。
  3. 3日本の船舶オペレーターはアンモニア燃料転換の検討を港側と共同で進める必要がある。

この記事の概要

インド南部タミルナドゥ州トゥーティコリン(Tuticorin)のV.O.チダンバラナール港(V.O. Chidambaranar Port Authority)で、グリーンアンモニアのバンカリング(船舶燃料供給)ハブ整備が動き出す。プロジェクトはAM GreenとV.O.チダンバラナール港当局が共同で進めるもので、初期段階は年産20万トン(200ktpa)のバンカリング能力を想定。将来的には2035年までに50万トン(500ktpa)までのスケールアップが見込まれており、総投資額は約5,000億ルピーに相当するとされる。

このハブは、グリーン水素を原料にした脱炭素型アンモニアを船舶に燃料として供給することを目的としており、地域の港湾インフラと輸送網の活用を前提に設計される。インド政府や州当局が進める再生可能エネルギー拡大と合わせ、国内外の海運業界に向けた代替燃料供給の一翼を担う狙いがある。トゥーティコリンは既に貨物取扱量の多い港であり、近接する工業団地や化学プラントとのシナジーも期待される。

バンカリングハブ整備は、船舶の燃料転換を促すだけでなく、アンモニアの製造・貯蔵・輸送を巡るサプライチェーン形成を促進する可能性がある。具体的には、再エネ由来の電力供給、グリーン水素製造設備、アンモニアの長期貯蔵・取り扱い設備、港湾での安全管理体制など複数の分野で投資と技術導入が必要になる。日本企業が強みを持つ電解装置、圧縮・液化技術、バンカリング設備、港湾オペレーションの領域にとって新たな事業機会となるだろう。

一方で商業化には課題も残る。アンモニアを燃料とする船舶の普及、国際的な規格整備、保険や安全基準、価格競争力の確保が短中期の鍵となる。港湾側と製造側、海運会社、燃料供給事業者が連携し、需要確保と技術・安全基準の早急な整備を進めることが成功の条件となる。

詳しくは参考記事をご確認ください。

参考記事(原文)

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