
CCPA、「100%」表示を虚偽と認定——Storia FoodsとMrs Bectorsに各10万ルピーの制裁
本記事のポイント
- 1インドで製品展開する日系食品・飲料メーカーは、CCPAが消費者保護法2019年第2条の「誤解を招く広告」定義を積極適用している現状を踏まえ、現地販売品のラベルや広告表現を現地法務チームと照合し、「100%」「純粋」等の絶対的品質訴求が科学的根拠と整合しているかを発売前に確認する体制を整えることが急務だ。
この記事の概要
インドの中央消費者保護機構(CCPA)は、製品上の「100%」表示が消費者に誤解を与えるとして、飲料・乳製品ブランドのStoria FoodsとビスケットおよびEnglish Ovenブランドの製パン事業を擁するMrs Bectors Food Specialitiesの2社に対し、それぞれ10万ルピー(1ラク)の罰金を科した。 CCPAは罰金処分と同時に、両社のパッケージ、ウェブサイト、デジタルプラットフォーム上の問題表示を直ちに撤廃するよう命令した。金銭的ペナルティにとどまらず、あらゆる媒体での即時是正を義務付けた点が今回の措置の核心である。
Storia Foodsは果汁飲料・ミルク系製品を主力とし、Mrs Bectors Food Specialitiesはクリームビスケットや食パンブランドのEnglish Ovenで幅広い認知を持つ。両社ともに消費者への品質訴求として「100%」という絶対的表現を活用してきたが、CCPAは消費者保護法(2019年)第2条が定める「不公正な商慣行」および「誤解を招く広告」の定義に該当すると判断した。同法第21条はCCPAに対し、こうした違反行為に対して罰金命令および是正指示を発する権限を明示的に付与しており、今回の処分はその執行権限を行使したものである。
CCPAは2020年の設立以降、食品・個人ケア・教育・金融サービスと幅広い分野で調査・処分を積み重ねており、「自然由来」「純粋」「完全無添加」といった絶対的品質表現への審査は一貫した重点領域となっている。今回の案件は、比較的知名度の高いナショナルブランドを対象とした点で、規制当局の射程が大手にも及ぶことを示す事例として業界関係者の注目を集めている。
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