
本記事のポイント
- 19月の消費者物価上昇率は5.54%に達し、8月の4.83%から1カ月で急加速した。
- 2タマネギ価格が前年比108%急騰するなど生鮮食品の値上がりが家計を圧迫している。
- 3農村部の物価上昇率が都市部を上回り、州別ではタミル・ナドゥなど南部諸州で高い傾向が出た。
日本企業への影響
現時点で公表されている情報からは、日本企業への直接的な影響は確認できません。食品インフレの加速や州ごとの物価格差は、インド国内の消費動向や人件費交渉に間接的に関わる可能性があり、インドで事業展開する日系企業にとって賃金や調達コストの動向を注視する材料となり得る。
この記事の概要
インド統計計画実施省が発表した2026年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.54%上昇し、8月の4.83%から加速した。食品価格を示す消費者食品物価指数(CFPI)も8月の5.97%から7.74%へ上昇し、物価上昇をけん引した。農村部のインフレ率は6.08%と都市部の4.88%を上回り、食品インフレも農村8.06%、都市7.18%と農村の方が高かった。
品目別ではタマネギが前年比108.09%と急騰し、8月の48.78%から2倍以上に拡大した。銀製装身具も87.80%上昇したほか、生姜62.85%、ニンニク54.62%、レモン36.41%も大幅に値上がりした。一方でジャガイモは11.50%、トマトは8.62%下落し、オクラやココナツも値下がりした。
自動車・ジープ価格は前年比4.51%下がった。州別ではタミル・ナドゥが6.81%で最も高く、オディシャ6.70%、マディヤ・プラデシュ6.68%、テランガナ6.64%、アンドラ・プラデシュ6.29%と続いた。デリーは3.40%と低水準にとどまった。
統計計画実施省は次回10月分CPIを11月12日に公表するとしている。 背景として、政策運用や現地実務の差分が最終的な収益性に影響しやすいため、一次情報の確認だけでなく、現場ヒアリングを含めた検証が重要です。
詳しくは参考記事をご確認ください。


