
富士フイルムBIがインドに「Revoria Experience Center」開設、体験と育成で高付加価値印刷市場を深耕
2026/6/26 06:39 JSTIndoBiz Japan編集部
本記事のポイント
- 1富士フイルムBIがRevoria Experience Centerで実機体験とトレーニングを一体化させた点は、産業機器・精密機械を扱う日系メーカーにとっても示唆が大きい。インドでは機器性能より『現地で使いこなせるか』が導入の壁になりやすい。現地に体験・育成拠点を設け、顧客の習熟度を高める仕組みを先に整えることで、商談の質と成約速度を高められる可能性がある。
この記事の概要
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)がインド国内に新拠点「Revoria Experience Center」を開設した。この施設は、特殊トナーを活用した高付加価値印刷技術を顧客が実際に体験・検証できるショーケース機能と、印刷ビジネスに携わる人材を育成するトレーニング機能を一体で備えた拠点である。 特殊トナーとは、金・銀・白・透明といった特殊効果を紙面に付与できる素材を指し、パッケージ印刷や商業印刷において差別化を図る手段として注目されている。
Revoria Experience Centerでは、こうした技術を印刷事業者が実機で検証したうえで自社ビジネスへの応用を判断できる環境を提供し、顧客の高付加価値印刷への参入・拡大を後押しする。ショーケース展示とトレーニングを組み合わせた体験・育成型の拠点設計が特徴だ。 インドの印刷市場は中間層の拡大や消費財パッケージ需要の増加を背景に成長を続けており、単色・大量印刷からデザイン性の高い差別化印刷へのシフトが進みつつある。
富士フイルムBIはこうした市場変化を見据え、製品販売にとどまらずソリューション提案型ビジネスへの転換を図っている。 富士フイルムBIはプロダクションプリント分野でインド市場への注力を続けており、Revoriaシリーズを中核製品として展開してきた。今回の拠点開設はその延長線上に位置づけられ、技術体験と人材育成を軸にインド顧客との関係を深掘りする戦略の具体化といえる。
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