
本記事のポイント
- 1藤井風のムンバイ公演成功がインド市場参入の具体的な先行事例となった
- 2ティア2・3都市とライブグッズ商品化が新たなビジネス機会として浮上している
- 3インド市場は長期的なコミュニティー形成と継続投資が不可欠と専門家が警告
この記事の概要
2026年6月11日、東京・渋谷ストリームで開催された第23回東京国際ミュージック・マーケット(TIMM)の関連セミナーとして、インド音楽市場をテーマにした専門講座が実施された。CEIPAトヨタグループ・ミュージック・ウェイ・プロジェクトとジェトロが共催したこのセミナーには、対面・オンライン合わせて約300人が参加した。 登壇者にはジェトロ・ニューデリー事務所の川崎宏希シニア・ディレクターとジェニカ・カルラ・アシスタント・ディレクター、YouTubeで印・南アジアの音楽パートナーシップを担当するラムプラサード・スンダー氏、ユニバーサル・ミュージック・インディアのドリスティ・バティジャ氏が名を連ねた。
セミナーでは、急成長するインド音楽市場の構造やデータ分析、アーティスト事例を通じて日本コンテンツの海外展開に向けた実践的な知見が共有された。2026年1月にムンバイで開催された「ロラパルーザ・インディア」で初ライブを行った藤井風がインドで人気を博したことや、日本アニメを起点に音楽への関心が広がっている実態も紹介された。 ジェニカ氏は「都市部以外の地域でも海外アーティストのライブが増加している」と現状を説明。
ラムプラサード氏はティア2・3と呼ばれる中規模都市での展開や、インドのクリエーターとのコラボによるライブグッズ商品化という新たなビジネス機会を指摘した。さらに「インド市場は短期的成果を追う場ではなく、長期的なコミュニティー形成と継続投資が前提」との助言も示され、日本側の参入戦略に明確な方向性が提示された。
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