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RBI、利上げ継続姿勢を鮮明に 利下げは当面見送りとマルホトラ総裁
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RBI、​利上げ継続姿勢を​鮮明に 利下げは当面見送りとマルホトラ総裁

2026/10/22 06:07 JSTIndoBiz Japan編集部

本記事のポイント

  1. 1RBIは10月の会合でレポレートを25bp引き上げ5.50%とし、当面の利下げを事実上排除する姿勢に転換した。
  2. 2原油高やルピー安、モンスーン不足を背景に2026/27年度のインフレ見通しが5.0%から5.2%へ上方修正され、GDP成長率見通しは6.7%から7.1%へ引き上げられた。
  3. 3CPI構成品目のうち4%超のインフレ品目比率が3月の20%から8月に37%へ拡大し、物価上昇の広がりが懸念されている。

ニュースの背景

RBIの金融政策委員会(MPC)は物価と成長見通しを踏まえて政策金利を決定する合議体で、10月6日の会合でレポレートを5.50%へ引き上げた。原油価格上昇やモンスーン不足、ルピー安が重なりインフレ圧力が強まる中、同委員会は政策スタンスを「calibrated tightening(抑制的引き締め)」に変更し、当面の利下げを排除する方針を明確にした。

日本企業への影響

政策金利の引き上げはインド国内の資金調達コストに影響し、現地法人を持つ日本企業の運転資金や設備投資計画に関わり得る。ルピー安が続けば輸入コストや現地通貨建て収益の円換算額にも影響するため、インドで事業を展開する企業は金利動向と為替動向を併せて確認する必要がある。現時点で特定の業種への影響が明記されているわけではなく、マクロ的な資金調達環境の変化として捉えるべき内容である。

この記事の概要

インド準備銀行(RBI)の金融政策委員会(MPC)は10月6日に開いた会合で、政策金利であるレポレートを25ベーシスポイント引き上げ5.50%とすることを全会一致で決定した。同日発表された議事録によると、サンジャイ・マルホトラ総裁は今後の金融政策運営について、当面は利下げを選択肢から外し、利上げか据え置きのいずれかにとどめる方針を示した。背景には原油価格の上昇、天候不順による食料供給への打撃、モンスーンの不足、ルピー安があり、RBIは2026/27年度の小売インフレ率見通しを従来の5.0%から5.2%へ上方修正した。

議事録では、消費者物価指数(CPI)の総合インフレ率が2026/27年度第3四半期に6.0%へ達した後、第4四半期には5.7%へ緩和するとの見通しも示された。一方でRBIは経済活動については前向きな評価を維持しており、2026/27年度の実質GDP成長率見通しを従来の6.7%から7.1%へ上方修正した。マルホトラ総裁は、CPI構成品目のうちインフレ率が4%を超える品目の割合が8月に37%へ拡大し、3月時点の20%から大きく上昇したと指摘し、物価上昇が幅広い品目に波及していると警戒感を示した。

コア・インフレ率も7月の3.9%から8月には4.2%に上昇した。委員のナゲシュ・クマール氏とラム・シン氏は中立姿勢の維持を主張するなど、委員間で政策スタンスをめぐる意見の相違も見られた。次回MPC会合は12月2日から4日に開催される予定である。

詳しくは参考記事をご確認ください。

キーワード解説

  • MPC(Monetary Policy Committee(金融政策委員会))

    インド準備銀行内に設置された合議体で、政策金利(レポレート)など金融政策の方向性を決定する委員会。

  • レポレート(Repo Rate)

    インド準備銀行が市中銀行に資金を供給する際の基準金利で、インドの政策金利として広く用いられる指標。

  • calibrated tightening

    RBIが10月の会合で採用した政策スタンスで、今後の金融政策は利上げまたは据え置きに限定され、利下げを当面排除することを示す表現。

※用語解説は記事の理解を補助するための一般的な説明であり、法務・税務・投資その他の専門的助言を目的とするものではありません。

参考記事(原文)

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